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書き物を徒然と…。 君だけが知る、白露の月。。。
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随分とご無沙汰してしまっていました…。
架月です。

某SNGでとある【PR】に使っていたものを掲載します。

もう時期は終わってしまいましたが、「桜」がテーマです。
本当は、「冬」がテーマでした。
依頼があって書き直したのです。 どちらも私は好きです^^





桜を見るたびに、君を思う。

「君を君たらしめた桜」


どうして桜は、見る人の心を引き付けるのだろう。
儚くて美しいから?
美しくて儚いから?

咲く春を待ち、春を謳うように咲き誇り、風のように散っていく。


君は桜が好きだと言った。
私も桜は好きと笑った。

あまりにも嬉しそうに、時には切なげに眺めていたから、桜を見ると君を思い出す。
きっと、君の心には桜が大切なものに映っていたんだね。
何度も何度も二人で桜を見に行ったのは、桜を慈しむ君が好きだったからなんだよ。


ある春の終わり。
花びらが舞う中で佇む君の姿が淡く霞むようになった…
桜に連れられて 私から離れて
もう会えないところへ行ってしまうようで。

締めつけられた心を鎮めようとした刹那-
君は揺らめき さらわれて……

桜に散った君は去り際に花びら1つ残した。
どんな言葉1つも残さないかわりに。

音のない言葉が 形のない言葉が
心震わせるほどに響いて。
……私はちゃんと受け取れたろうか?
君の心を……。



君がいる気がして
呼んでいる気がして
2人眺めた桜の元へ行った。

欠けずに散った桜を拾い上げ、壊さぬように包んで
君の名を叫んで泣いた-。


桜を見るたびに君を想う。
私に残した花びらは朽ちてしまったけれど。

桜を見るたびに君を想う。
君を君たらしめたのはきっと。
春を告げる儚くて美しい桜だったから。






…そして繋がる。
私の時間……。

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