◆ 「さよなら」とは言わずに「おやすみ」と告げて

即興で書いてみました。

「さよなら」とは言いたくないって気持ち、伝わるでしょうか？
即興すぎて無理かも（苦笑）

某アーティストさんの歌詞で「さよならは悲しい言葉じゃない」とありますよね。

けれども「さよなら」と言えない、言いたくない…そんな心境もあったり。
そんな「僕」の短い独白（？）です。

僕は　大事な人を　亡くした。

今の僕があるのは、その人がいてくれたから。

僕たちはこの世界で生かされているのだから、いつかは別れが来るのだろう。

もう二度と、
語り合えず、わかりあえず、声を聞くこともなく…。

一緒に過ごすことさえ叶わなくて、笑顔を見ることもかなわない。

突然すぎたその永遠の別れを、貴方はどう受け止めたのだろうか。
貴方の心に、僕のことが少しでもよぎったのなら、嬉しい、と思ってしまう。

触れようと手を伸ばしたけれど、ためらってしまった。
貴方のその冷たさを受け止められない気がしたから。

貴方の死は、どこか、僕には捉えきれないものであるらしい。
だって、眠っているように穏やかな顔をしているのだから。

だから、言う。
「さよなら」とは言わずに、「おやすみ」と貴方に伝えよう。

いつか、また遠い未来に会えることを祈っているから。
おやすみ。　…　　　　　　　。