書き物を徒然と…。
君だけが知る、白露の月。。。
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前回のものと同様、某SNGで【PR】として使っていたものです。
春があふれて、加速する。
「刻に忘れた欠片」
春があふれて、加速する。
「刻に忘れた欠片」
あなたは知っている?
私たちには、二つの刻が存在していることを。
1つは、世界の刻。
普遍的な宇宙の摂理に沿った、時間の流れのこと。
もう1つは心の刻。
あなたの中にしか存在しない、あなただけの時間の流れのこと。
過ぎていくスピードも、感じる速さも、人それぞれ。
時にはあなたの感情や想いにさえ、左右されるもの。
あなたは知っている?
私たちは、刻に心の欠片を残しているの。
始まりや終わり。出会いや別れ。うれしいとき、かなしいとき。
あなたにとって大きな出来事があったとき、
そっと、置いてくるものがある。
それが、心の欠片。
それは、あなたの心の一部。
今を歩くあなたは、かつて置いてきた心の欠片の声に時々、耳を傾けている。
忘れてしまえば、欠片は心に戻ってくるけれど。
…忘れられないこともある。
心の一部どころか、そのほとんどを、ある刻に置いてきてしまうことすらある。
それこそが、世界と私の刻の歪み。
私の時間は、止まってしまっているのに、世界はずっと動いてる。
知っているけれど、気付かないふり。
だって、カレンダーはまだあの日のままだもの。
私は、大切な人を失った。
桜が好きだと言って、いつまでも眺めているような、そんな人。
私も桜が好きで、桜を好きなあなたが好きだった。
ずっとそばにいられると思っていたけれど。。。
いつしか桜は嫌いになった。
あなたを失ってしまったことを、春のせいにして。
春を失った世界を何度か繰り返し、私はようやく世界と向き合った。
桜はやっぱり儚くて、美しくて…そして切なかった。
大好き。
あなたも、あなたが好きだった桜も、やっぱり大好き。
春が溢れて、加速する。
…そして動き出す。私の時間。
桜吹雪に、未来を求めて…。
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